夫の扱い方、実話

 

Mさんご本人の協力で公開しました。


ある奥さんに、子供が生まれて、家のローンもあるし、家族も多く、

病気がちな親の面倒も見なければならない、

そんな時に、主人が突然、退職したら、奥さんとしては、

当然、パニクリます。

 

「あんた何考えてるのよ!」と、

せっつき(あおり立てる・急き立てる・煽動する)

たくなるところです。

あなただったら冷静に黙って見過ごせますか?

 

日ごろ、せっつくタイプの奥さんだったら、旦那は、いつか反乱を起こします。

典型的な例だと、毎日外食をして家では食べない、家出をする、不倫をする、など

その挙句、夫婦間のトラブルに発展し、家を手放すような事態に発展した場合もあります。

 

この奥さんは、内心、心配はしたけど、見守りました、この間、

子供も、親も入院し、産休で自分は働く事もできない状態でしたが、主人は、会社の人が

説得し復職する事になりました。

家族の病気も良くなり、すべてが元に戻りました。

 

心理学者のアドラーは「課題の分散」という、わかりにくい

表現をしていますが、

主人の責任は、主人が考えること、私は家事に専念するという考え方です。

そして現在の状態を受け入れ、肯定的な捕らえ方をする。

病気は、やがて治る、主人も元気を出せばやる気になる、そのうち

物事は好転するでしょう。

それまで、悩まず待ちましょう、

「私は運が良い人だから」(この人が一番最初に言った言葉です。

 

当時者本人から
旦那の問題は7月に始まり、退職届と会社が年度末の関係で3月で退職予定と決まり…

この間がすごく長い時間でした。

 

年末には新年を迎えるにあたり、旦那は買わなくてもいいと言う中、

新しくスーツにワイシャツ、ベルトに革靴それに名刺入れを買い、

3月までは旦那は会社の商品で給料をもらう立場なので、それまでは気持ちを入れてやり抜くように伝えました。

 

それ以外、退職の話について全く会話をしないし、相手に問わなかったので、

私の内心を読めない空気で主人は過ごしていたとおもいます。

 

両家の両親にも私の兄妹にも相談しなかったので、問題が夫婦の中だけで終わり、

また同じさやに戻りました。

 

この間、私の心境が一定だったわけではありません。

その心の内に強く語りかけたのが、はら先生の「鷹の選択」の話です。

あんなに強い鷹でも…、鳥なのに…と感動しました。

そして私自身の立場でも同じ事だなぁと気づきました。

 

共稼ぎとは言え、旦那の稼ぎによって家族が生かされていたこと・

大黒柱で家が普通の状態で送れていたこと。

失う事は、鷹が羽もくちばしもツメも失い新たに生き抜くことは、

私たちの生活でもおなじだなぁと。

 

★失って頑張るからこそ、新たな人生が迎えられることだと

先生のあの1ページが私の人生に大きな糧になりました。

 

★失うことは怖いことではなく、強く生きるための経験で現実であれば、

それは人生なんだと。

 

先生のお言葉に出会ってからは、肝を据えることにしました。

先生と偶然あえたこと、これこそ幸運です。

やっぱり私はラッキーです。

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主人に対する接し方。

A,攻め立てる要求型

(離婚に進展するケース)

B,やさしく理解を示す、愛情型(日本式)

(要は、甘やかし型で、成長しません)

C,見切りをつけ離婚する。

(せっかちで、めんどくさいというタイプ)

 D,相手の自立を促し、見守る。

    このタイプが、「タフラブ型」です。

 

米国の婦人がアル中の夫を立ち直らせた、理論。

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